ヒッポファミリークラブでは、週に定期的に集まる場があります。
それはヒッポ用語では「ファミリー」と呼ばれていますが、
今回はなんでファミリーという場があるのか、なぜそう言う場が必要なのか、私なりの考えをまとめてみたいと思います。
例えば、ヒッポファミリークラブが昔から謳っている「7ヶ国語を話そう」
黄色いポスターで大きく「7ヶ国語を話そう」と書かれたポスター、みたことがあるかもしれません。
今はもっとデザインが可愛いものや子供も好きそうな絵柄や興味を惹かれる絵柄もたくさんありますが、
私は幼い頃から見慣れてきている黄色い「7ヶ国語で話そう」というポスターが一番ヒッポって感じがするなといまだに思っています。
このポスターが貼られていた時代ってわたしが記憶するに私が子供の頃、つまりは20年以上前の話になりますが
その頃といえば英会話教室も物珍しい時代でした。
私は研究学園都市と呼ばれる研究者が集まる、海外からの人の出入りも多い年で生まれ育ちましたが、それでも英語の教室に行くのも物珍しい時代でした。
そんな時から7ヶ国語で話そうと謳うこのヒッポファミリークラブに参加していたので、
正直子供の頃は友達にヒッポの説明っていうのは上手くできなくて、うまく説明できないからひた隠しにしていました。
そんな幼少期があったため、大人になってからもなんとなくその時のなごりというか、親しい友人にも、家でたくさんのスピーカーから多言語が流れている場にいながら、家にきた友人に聞かれながらもなんとなく濁してしまっていました。
濁しているから自分の活動に疑問を持っているっていうことは決してイコールではなく。
万人受けする回答ではないって肌で感じてしまっていたからだと思います。
そして、冒頭で触れているファミリー。
これも何も知らない人からみれば、大人も子供もゲームして遊んだり、多言語の曲で体を動かして踊っていたり、多言語を真似して口ずさんで見たり、
一見すると、やっぱり摩訶不思議というか、宗教団体かなって思うのも無理はないのかなとも思います。
一時期インターネットで「ヒッポファミリークラブ」と打つと、「ヒッポファミリークラブ 宗教」って出たくらいです。
今は有名Youtuberケビンズイングリッシュームのやまちゃんがヒッポ育ちということを公言したからなのかなんなのか、そういう疑いは晴れたわけですが(笑)
ヒッポファミリークラブはいかなる宗教団体・政治団体とも関係を持っておりません。
その上で申し上げますが、ヒッポがやっている多言語の曲に合わせてゲームしたり歌ったり踊ったり。
何の意味があると思いますか?
子供達を見ていると、子供達って例えばテレビの音楽に合わせて、いや合わせていなくても独自のゲームで遊んだり、なにかしらの音楽に合わせて歌ってみたり、なんかよくわかんないけど手足を動かしてみたりしている。
ヒッポって赤ちゃんのように言葉を習得しようとしている団体。つまりはそういうことです。
まあ個人的には、最初にSADAと言って音楽に合わせて歌ったり踊ったり遊んでいるとそれまで日本人として日本語で過ごしていた時間を一旦リセットしてこれから多言語モード!みたいな気持ちになったりもするんですが、まあこれは個人的な感覚です。
前置きが長くなりましたが、こんなことをするファミリー(活動の場)
ここでやっていること全然すぐには結果はでないです。
だって赤ちゃんもすぐにしゃべれるようにはなりませんよね。
でも最近ものすごくこの時間で聴いていた音がひっかかります。
例えば昨日車のなかで流れていたロシア語。
主人公がホストに時間を尋ねた場面で「カトリチャース」
この音を聞いた瞬間、ファミリーでいつぞやにやっていた「おおかみさん、おおかみさんカトリチャース」というゲームが脳裏によぎりました。
そして、このゲームをやっている時には気づかなかった「カトリチャース」の使い方に昨日気づきます。
または、今日ファミリーの時間でフランス語で「おりばー」って音がどこどこの音源にあって・・・という話がでましたが、
この「おりばー」、あれ、これメンバーがフランス交流の話をSADAの歌にのせて歌ってたあの「おりばー」!?!?!?
そして聞いたどこどこの音源。合わせて、「おりばー」の使い方が何となく分かったかも!!!
ファミリーってこう言う場。
本当に人と対話していくことで言葉が育まれる。
人との対話がないと言葉って育まれない。
これ一人で音源を聴いているだけだったら絶対そもそもひっかからないんですよ。
ひっかからないから記憶にも残らない。
でも人といろんな対話をしたり遊んだりしているから頭に残っていて、それが普段聞いている音源から聞こえてきたらそこだけ拡声器をつかったのかってくらいはっきりきこえる。
そして、その使い方がなんとなくわかる。
そう言う経験を積み重ねていくことが言葉が広がるってことなのかな。
だからファミリーにはでたらでるほどたくさん言葉が増えるし、人との対話をたくさんすることでどんどん言葉が成長していくんだなと。
それがヒッポが40年以上大切にしている「ファミリー」の場なのかなーーとなんとなく感じている今日この頃です。
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