私は生後6ヶ月からこの多言語活動のヒッポファミリークラブで過ごしてきました。
なので、私の人生でヒッポが全くなかった時代っていうのは記憶にないんですよね。
いわゆる、ヒッポ育ち。ネイティブヒッポと呼ぶ人もいます。
ヒッポでは、赤ちゃんのように言葉を話せるように、ということで赤ちゃんの発見や観察をシェアする場「Bebeフィールド」赤ちゃん研究会の場が本部では月に1度あります。
わたしもたびたび参加させてもらっているのですが。
先月そのBebeフィールドでヒッポ育ちママパパ特集というのをやりました。
そのアーカイブ動画が話題を呼んで、
今週月曜日に東日本という大舞台でのワークショップで「ヒッポで育ったママたちと見つけよう!ことばは人と人の間で育まれる!」というトピックで司会をしました。
この準備会で、私は意を決して、「ヒッポ育ちということで子供達を話すこのBebeフィールドで話すということが正直辛かった。」と話をしました。
ヒッポ育ちという括りで見られると、正直、だからこその視点を求められている気がしてしまうというか。
本部のBebeフィールドに参加しているママたちの視点ってすごいんですよね。ヒッポ育ちとか、そういうの関係なしにそんなふうにみれるのって思うことが盛りだくさん。
そして、ヒッポ育ちの他のママたちの視点もすごいなって思う。対して自分は、って思ってしまう。
そんな心境を思わず吐露してしまったのですが。
そうしたら、思いの外ほかのヒッポ育ちママたちから同感の意見をもらえました。
今回、本部べべフィという赤ちゃん研究会をする場ではなく、東日本ワークショップという大きな場でこう言った話をトピック組んで話すにあたり、自分がヒッポ育ちだからといって話せることって一体・・・!?と思ったんですよね。
正直、ヒッポ育ちだからって特別じゃないし、ヒッポ育ちだからなにかすごいってことじゃないんですよ・・・
この環境で育ってきたのは別に自分の意思で過ごしてきた訳じゃない、親から与えられてこの環境にいた、むしろ、自分の意思でこの環境を良いと思って入ったお父さんお母さんのほうがすごいと思うわけで。
この環境にずっといたという青少年時代を過ごしてその後社会をみて、子供を産んで、育てるならこの環境がいいと思って戻ってきただけ。
なにも特別じゃないのにトピックとして話す。東日本でヒッポを楽しんでいるメンバーたち大勢の前で。
そんなふうに思っていたし、今でもやっぱりヒッポ育ちって言葉はなんだか少し間を置いて反応してしまう。
でも、ヒッポの人たちってみんなを平らにみるから、こういうことで線を引きたいわけではない、こういう線もあるんだなって楽しんでそういう視点を共有できたらいいんじゃないかってみんな言ってくれたんですよね。
まあ、そもそもみんな悪気があってそういう「ヒッポ育ち」とか「ネイティブヒッポ」って言葉を発してるとは思ってないので、ただ、「ヒッポで育ってきたお母さんたちが子供達をみてみたらどんな世界なんだろう」って興味で聞いていることもわかっている。
うーーーーん、わかってるんですよーーーー。
なんか、ヒッポ育ちだから特別ってことじゃないってすごく思うのに。ちょっと違う扱いになることに違和感というか。
って、ずっと月曜日のWS後もずっと、なんだか消化できないまま過ごしてたんですよね。
そしたらね、昨日今日で、長男が年少さんなのに字が書ける、計算ができるってことに褒められていたことに対しての反応が照れるというのとは違う、ちょっと微妙な反応だったんですよね。
これを、「照れ隠し」とか「まんざらでもない顔で」って表現しようと思えばできると思うんですが、
まさに今なんだかモヤモヤしていたわたしとしては、長男にとって字は好きな番組で真似しただけ、計算も数字が好きでやってみているだけ・・・なのに・・・
って気持ちが伝わってきたんですよね。
なんだろうな。車の種類とか、電車、新幹線の種類をすごく覚えられる子供っているじゃないですか、全く一緒のことなんですよね。
長男は字と数字が好きなだけ。好きだからもっと知りたいと思うだけ。実用的だから大人から褒められるけど。
なんか、それと一緒の感覚な気がするなって。
長男がね、ヒッポの講演会のチラシを幼稚園でもらってきた!って嬉しそうに数日前言ってて、明日先生にぼくヒッポ知ってるんだよって言おうかなってうきうきして話していたのに、
次の日、先生にそういえば言ったの?って聞いたら、言ってない。って。
なんで?ってきいても答えないけど、なんとなくその気持ちはわかる。
幼稚園の他のお友達でヒッポ知ってる子いないんだよね(隣のクラスにはヒッポの子いるけど笑)
なにが特別とか、そういう目線じゃなくて、ただただ、自分の楽しいこと、自分がやっていて楽しいこと、そんなことをただ楽しめる。別にそれは人に言いづらかったら言わなくてもいいし、友達も一緒にやろうって思うんだったら言えばいいし。そもそもこの環境は特別でもなんでもない。日常なんだから。
なんか上手くまとまらないんですが、このままでいいよねって長男に言ってもらえたような気がしました。
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